私が魔法少女になってから数週間が経った。相変わらずレズーナは突然現れ、街を荒らしていく。レズーナを倒した後、何とかゆりりんの手を借りることで被害の出た人たちを元の姿に戻す事は出来るけれど、百合化してしまった女の子たちは元に戻すことが出来ない。

 最初のころは何とか説得して元に戻そうと思ったけれど、これは魔法でそうなった訳ではなく、本当に自分たちが正直になっただけと言われてしまい、悪い魔法だったのかどうか分らなくなってしまった。

 それでも、悪の手は止めなくてはいけないと思い、私は今日も戦う。そして今日はいつもの私とは違い、新しく魔法を覚えたのだ。

 拘束魔法。いつも倒してしまうとすぐに消えてしまうレズーナを今日こそはこの魔法で捕まえて悪さの理由を聞くんだ!

「ゆりな! 西の方角にレズーナの魔法反応よ! 急いで向かって!」

「りょうかいっ!」

 今日も下校途中にゆりりんが魔力感知をして私は急いで路地裏に向かい、変身をしてレズーナのいる方角へと向かう。

「あそこだ!!」

 私はすぐに爆発や煙の上がってる場所へと高速移動をした。

「魔法少女レズーナ! 今日という今日は話を聞いてもらうんだから!」

「魔法少女ユリーナ……今日も私の邪魔を……こっちだって負けてばかりじゃないのよ……」

 私とレズーナは睨み合い、攻撃の瞬間を待ち構える。

「これでも食らいなさい!」

 最初に攻撃を開始したのはレズーナだった。紫色の弾がレズーナのステッキから放たれる。

「これくらいっ……!」

 私はレズーナの魔法弾より半分ほど少ない弾を同じように発射して残りの弾は避けつつ、レズーナとの距離を詰めて接近戦に持ち込もうと試みた。

 次々と襲いかかる弾を避けつつ、どんどん距離を縮める。そして、ギリギリのところまで接近して私の全力をぶつける!

「ふふっ……甘いわ」

 レズーナは私が目の前に来たところで悪い笑顔で微笑んだ。

「……あぐっ」

 なんと、先ほど避けた弾は急カーブをして私の背中を直撃したのだ。ついこの間まではこんなテクニックなんて無かったのにと、私は驚きを隠せないまま地面へと落下してしまう。

「ってて……」

 物凄い大きなダメージではないものの、レズーナとの距離は離れるどころか、また地面と空中との高低差が激しい不利な状態になってしまう。

 急いでまた空を飛んでこの状況を抜け出さないととしたところ。

「ふふっ……これなら前回のようにはいかないわよ?」

 レズーナはまたニヤニヤと企むような笑顔でそう言った次の瞬間、何かが私の後ろからしがみ付いた。

「わっ……えっ!?」

 後ろを振り返ると、そこには明らかにレズーナに操られている女子高生の女の子が私にしがみ付いてきたのだ。

「ふふ……さすがのユリーナも“一般人”は攻撃出来ないわよね?」

 レズーナの言う通り、私は一般人の人たちに危害を加えることは出来ない。しかし、洗脳魔法を解く魔法も使えず、私は自力で離れようとするけれど、洗脳魔法のせいか、私の変身による魔法少女の力でも振り解くことが出来ない。

「は……離れ……てよ!」

 私は必死に逃れようとするものの、今度は操られている女子高生に押し倒されてしまった。

「きゃっ……ちょっ……ちょっと待って……」

 目の前の女の子は私の声が届くはずもなく、私の両腕を押さえる。そして突然、私の唇にキスをしてきた。

「んむっ……んんんーーー!」

 身動きの取れない私に無理やり唇を重ねられ、舌を捻じ込まれる。

「んむっ……はっ……んんっ……」

 出来るだけ深くキスをされないようにと堪えるものの、巧みなテクニックによって舌同士が絡み合い、お互いの唾液が入り混じる。

「ふふ。とっておきの魔法をかけてあるんだから簡単には逃れられないわよ?」

 レズーナはニヤニヤと私を見下して笑う。私の唇を奪う女子高生は無表情で私にキスをし続け、私はだんだんと体が熱くなると同時に感覚はあるものの、体が上手く動かなくなっていく。

「ふふ? とっておきの魔法が効いてきたかしら? この間の触手に使った魔法と一緒よ。でも同じ魔術構成だと通用しないでしょ? だからすこ~し別の魔術構成に組み替えてあるの」

 レズーナは私がどんどん抵抗出来なくなっていくのを見ながら笑う。そして私は唇が辛うじて動く程度になってしまい、とうとう目の前の女子高生にされるがまま犯されていく。

「んぁっ……んんっ……」

 目の前の女の子は唇を離すと唾液の糸が引き、私の口元にとろりと粘液が伝う。そして、そのままの流れで首筋に舌を這わせた。

『ゆりりん……助けて……』

 私は朦朧とする意識の中でゆりりんに助けを呼びかける。しかし、体が弱っているからか、電波が届かない。

「んんっ……はぁ……んぁっ……」

 女子高生は次々と私の性感帯に手や舌を触れ、私を感じさせる。

(ゆりりんに助けを呼べない……このままじゃ……)

 ゆりりんに助けを呼べない今、この魔法から自分の力で抜け出さなくてはいけない。頭の感覚が麻痺しながらも私は必死に抜け出す方法を考える。しかし、犯されながら考えることは困難で私はされるがまま快楽に導かれていく。

「あんっ……んぁっ……うぅっ……」

 私の魔法少女服のボタンは外され、胸があらわになる。そのままブラを上にずらされ、胸へと女子高生の唇が移動する。

「あぁっ……」

 胸の先端にキスをされ、切なげな声をあげてしまう。私の胸は幾度も刺激されたせいか、少しでも手が触れられたり、ましてや唇などが触れてしまうとすぐに感じてしまうのだ。

「んんっ……あぅっ……」

 麻痺している体でも刺激には反応するのか、びくびくと体が震える。乳首は口の中に含まれ、飴玉を転がすかのように弄ぶ。みるみるうちに私の胸は興奮を表して固くなっていく。

「あぁっ……んぁっ……」

 私の乳首はぬるぬると水気を帯びて感じやすくなっていき、舌が動く度に喘ぎ声を出してしまう。

「んんっ……はぁ……はぁ……」

 次第に私の下半身も熱くなっていき下着を湿らす。体はむずむずと指を入れて欲しいと欲求し、足をくねらす。

「あぅっ……んぁっ……」

 そして、ゆっくりと女子高生の手は私のスカートへと伸び、ショーツへと触れる。私の体はすっかりと、胸を刺激されたせいか下半身はしっとりと濡れてしまっていた。

「んんっ……うぅっ……」

 レズーナの魔法の力とはいえ、慰めを得ようと自然に反応する自身の体に思わず赤面してしまう。それでも体は正直で目の前の女の子の指を求めてしまう。

「あぁっ……」

 相手の女の子の指がショーツの中に入り、蕾へと指が触れる。ぐちゅりと淫らな音を鳴らす。

「んんっ……あぁっ……」

 女子高生の指は蕾の周辺を撫でて焦らす。私は悲しくも相手の女の子の指を早く入れて欲しいと心では否定しつつも体が欲求してしまう。

「あっ……ぅ……」

 私は涙目で相手の慰めを求める。しかし、蕾の周辺をなぞるだけで中々中に入れてもらえない。すると、上空で高みの見物をしていたレズーナが口を開いた。

「ふふ。入れて欲しいのよね? ほら、言ってごらん? 入れて欲しいって」

 レズーナは意地らしく企み顔で私に無理やり言わせようとする。私は悔しくも慰めを求めることしか出来ない。

「ぁ……うぅ……入れて……ください……」

「ふふ……いいわよ。ほら続けて頂戴」

 悔しくもレズーナに屈服した私はようやく体が求めていた指を中に入れてもらう。

「んぁっ! んんっ……」

 焦らされた体は指を入れられた瞬間に全身に電流が走り、早くも絶頂に近い快楽が全身に伝わる。心では嫌だと思っていても体が言うことを聞かずに喜びの声を上げた。

「んんーーーー!!!!」

 中指と薬指の二本が私の中へと入っていき、蜜と絡み合いながら感じてしまう場所を刺激させる。喜びを上げる私の体はどんどん愛液を滴らせ、相手の女の子の指を汚していく。私のせいで汚れてしまうのに自分では止めることが出来ない。

「ああっ……あっ……あっ……」

 指が動く度に体が疼き、甘い声を漏らしてしまう。私の頭は快感で真っ白になっていき、何も考えることが出来ない。

「あぅっ……も、もう……だめ……」

 色んな場所を刺激され、私の体は限界に辿り着こうとしていた。私の体から絶頂が押し寄せる。

「あぁっ……うぅっ……んぁあっ……ああぁぁぁぁぁっ!!」

 足がガクガクと動き、私はまたもやレズーナの手によって絶頂に達してしまった。

「あぁ……うぅっ……」

 私は絶頂に達したことによる倦怠感がずっしりと私に重くのしかかり、私の下半身が甘い蜜と汗などでぐちゃぐちゃと嫌らしい水音をたてた。

 相手の女の子は私が絶頂した後は手を止め、ゆっくりと指を引いた。女の子の手からは私の蜜によってぐっしょりと濡れていて、ぬるっとした糸が尾を引いた。

「んっ……あぁっ……」

 抜いた瞬間、まだ体が敏感のままなので、少し擦れただけなのに声を出してしまう。

「ふふ……そうしていれば可愛いのに……それじゃ、仕上げにしようかしら」

 ぐったりとした私に対してゆっくりとレズーナが近付いてくる。きっとレズーナは私が二度と歯向かえないようにするつもりに違いない。

(うぅ……なんとかして自分でなんとかしなくちゃ……)

 私はだるさに抗いながら反抗しようと体を動かす。それでも絶頂による体の重さやレズーナの魔法による効果によって思うように身動きが出来ない。

「ふふ……ユリーナちゃん。今までお疲れ様」

 レズーナの手が私の頬に触れた。絶体絶命のピンチに私は精一杯の力を振り絞った。

「う、うあああああああああああああああああ!!」

 私は今出来る精一杯の力で魔法を力を放出する。

 すると、私の手から眩しい光が放ち、レズーナと私を包んだ。

「なっ――――!!!!」

 

 

 強い光が私を包むと、私の意識はそこで途切れた。